水道事業の維持管理サービス明電舎の水道事業業務委託
安全で安心な水の持続的な供給を確保するため、経営改善や技術伝承など、日本の水道事業は様々な課題を抱えています。当社は、創業以来120年を超える社会インフラ構築での経験と、電気設備を中心に全国の水道施設建設に携わってきた実績を生かし、水道事業の維持管理を通してお客様や地域住民に「安心」な水を「安定」的に「持続」して供給することをお約束します。また、当社は日本初の民間への第三者委託の受託実績があります。
特長
設備メーカーとして日本の水道事業に長く携わってきた明電舎の維持管理はちょっと違います。30年以上の運転管理の経験と実績と、120年に亘る電気設備のノウハウを生かし、お客様のベストパートナーとなります。また、我が国初の民間への第三者委託の受託実績の経験から、水道事業のあらゆる事に、お役に立ちます。
こんなことまでやってます!
運転管理
お客様に代わって施設の運転を行います。原水の水質に適した浄水処理を行い、配水状況に応じた各機器の操作をおこなうために開庁日、閉庁日、24h運転等、様々な運転管理体制に最適な人員配置で対応します。
- 最適な運転計画作成
- 円滑な運転管理の実施・報告
- 通常時、緊急時のためのマニュアル作成・整備
水質検査
水質基準を満たす水を作るために、原水の水質変化に応じ浄水処理工程の水質検査・測定を実施し安全で安心した水を提供します。「原水水質検査」・「浄水処理工程の水質検査」・「毎日水質検査」等。
- 水質検査の計画作成
- 確実な日常水質検査及び結果分析
- 定期的な水質検査及び結果の整理・分析
- 水質管理マニュアルの作成・整備
保全管理
保全管理は、五感を中心とした日々の巡視点検と、試験機材等を活用した定期点検からなります。
設備の延命化や事故の未然防止のため、欠かすことの出来ない業務です。
- 保全教務の計画作成
- 巡視点検及び結果分析(予防保全)
- 質の高い定期点検及び結果分析(予防保全)
- 軽微な修繕(事後保全)
危機管理
強固な体制の確立と万全なマニュアル整備、また、教育訓練をおこない、いかなるときも水の安定供給に努めます。全国からの広域的支援や災害協定の締結など、明電舎はお客様のベストパートナーをお約束します。
- 緊急時における体制表
- 教育訓練
- 防犯強化のための場内警備
- 突発修繕
購買管理・衛生管理
お客様に代わって、薬品や燃料の発注、受入、検査や電力・通信費の支払管理を行ないます。
- 電力・薬品・燃料等の購入管理
- 施設の洗浄
- 植栽管理
地域貢献
地元での積極的な雇用や見学者への対応等、地域への社会貢献も大切な業務であると考え、地域に根ざした活動をおこなっています。
- 見学者のわかりやすい説明
- 国際研修への積極的な協力
給水装置管理
給水装置工事の相談・受付から設計審査及び竣工検査業務、水道加入金の徴収を含む給水装置管理を行っています。
やさしい業務講座
委託業務の検討を進めるためには、現在の直営業務の把握・委託をおこなう目的を明確にすることが大変重要です。委託範囲・目的を明確にすることで、委託業者へ求める資質が決まり、業者選定方法や引継ぎ内容が決定していきます。
委託までの手順
- 事業準備(委託範囲/委託目的)
- 委託計画(業者選定方法)
- 委託契約
- 業務の引き継ぎ
- 委託開始
- ※「よくあるご質問」に詳しい説明がございます!
Q. 業務委託にはどんな種類があるの?
一部業務委託(水道法 法定外委託)
- 概要
- 水道事業者の責任のもとで従来から行なわれている業務委託をいう。
基本的に仕様発注によるが、近年は受託者の創意工夫を活用する手法として相互の関連性の強い業務をまとめて一括発注したり、業務の要求水準を履行責任とした性能発注がみられる。 - 責任範囲
- 水道法上の責任は全て水道事業者にあり、受託者には契約上(私法上)の責任がある
- 水道技術管理者の配置
- 委託側:必要、受託側:不要
第三者委託(水道法 法定委託)
- 概要
- 平成14年4月に施工された改正水道法(第24条の3)により創設された。
水道事業における管理体制強化の一つとして、水道の管理に関する技術上の業務を第三者に委託できる制度。 - 責任範囲
- 水道法による第三者委託は、水道法上の責任を伴う技術上の業務の委託である。委託の範囲において、受託者に水道法の規定が適用され、委託側にはその部分の規定が適用されない。
- 水道技術管理者の配置
- 委託側:必要又は不要、受託側:必要
Q. どんな発注方法があるの?
契約決定方法 | 概要 | メリット | デメリット |
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一般競争入札 |
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指名競争入札 |
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総合評価落札方式 (一般・指名競争入札) |
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プロポーザル方式 (随意契約) |
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維持管理現場で活躍する製品・技術
現場で活躍する明電舎製品の一例を紹介します。
明電舎ならではの視点で、維持管理業務のために「あれば便利」な製品を開発しました。
自動採水装置
「水道におけるクリプトスポリジウム等対策指針」により、レベル4及びレベル3施設を対象に浄水を毎日1回20リットル採水します。ポリタンクに注入した水または採水した水から得られるサンプルを14日間以上保存する装置です。
- 毎日設定時間に、ポリタンクへ20L採水
- タンクは8個セットで、週に一度にユニット交換を実施
- 監視端末搭載(Web監視)により、動作確認、積算流量の把握、漏水など異常を発報
- 可動雲台付カメラにより周囲状況を確認可能
装置外観
装置外観
太陽光発電(独立電源)監視システム
山奥などの配水池で、電源が無く計測の監視が出来ない場所に、独立電源「太陽光発電」+「計測機器」+「無線通信装置」のパッケージでWeb監視計測が可能
- 独立電源システム
- 自然エネルギー(太陽光)を利用し、施設情報(水位・流量・濁度・温度・開度等)の監視システム構築
- 最小限の遠隔監視装置
- 監視端末装置は、パソコン・携帯・iPad等、最小限の設備で監視
- 多彩な機能を搭載
- 監視カメラによる画像の配信
設置例
水源地内に太陽光パネルと通信装置を設置
水源地設置例
配水池設置例
監視カメラの映像
立冬時期
厳冬時期
パッケージ外観
AQUA SMART CLOUD
明電舎のアクアスマートクラウドは、SaaS型*の水道事業向けワンストップ・サービスです。
これまで明電舎が提供してきた監視制御技術や遠隔監視サービスに加え、システム運用や維持管理の受託、さらには、水道事業包括業務委託で培ってきたノウハウをもとに、お客様の業務を効率化していきます。
水道事業向けAQUA SMART CLOUDの詳細についてはコチラのページをご覧ください。
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導入事例
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