工場をつくる

製品競争力につながる高品質、低コスト、短納期を実現するために、明電グループのものづくりの根幹を支えるのが、
工場をつくる生産技術です。そこには、現場と一体になって働く、人に寄り添う精鋭たちの想いが溢れています。

INTERVIEW

モチベーションが上がる工場をつくる

生産統括本部
生産技術部長

巽 昇二郎

Shojiro Tatsumi

私たちは工場づくりにおいて、お客様が求める品質を維持しつつ、製品を安定的に生産する役割を担います。生産技術には設備などの有形技術と作り方やノウハウなどの無形技術があり、技術力の高さは会社の優位性に直結するため、まさに事業の要です。製品企画部門や工場部門、調達部門とも密に連携し、「こういうものを作りたい」という要望に対し、品質良く、安定的に、安く提供できる方法を考えます。そのために日頃からアンテナを高くし、新しい技術の情報を取り込むことを心掛けています。人作業支援ツールの開発では、熟練技能者の目の動きを分析し、口頭では伝えにくい技能伝承を可能にするアイ・トラッキング、図面をプロジェクションマッピングで表示するシステム、デジタル手順書やICタグなど、ICTやIoTによるアシストに積極的に取り組んでいます。

「人が達成感を味わいながら成長し、安全に働き続けられる」= 明電モノづくりスタンダードに向けて、成果の見える化にも取り組んでいます。今日は何をするのか、どこまで進んだのか、どれだけ良くなったのかを把握できることはモチベーションに直結し、改善が進み生産性が上がればさらなる意欲につながります。また、安全や快適さは生産性にも影響します。トイレの改修、スロープなどのバリアフリー化、車両と人を分けるためのグリーンベルトの設置などにも力を注いでいます。製品開発と共に設備作りや量産までを現場と連携し、明電舎社員全体の働きやすさも日々追求しています。