
明電舎(杭州) 駆動技術有限公司
科長
衣斐直道
Naomichi Ebi
第二ラインの立ち上げは短期間で行う計画だったため、生産設備では仕様決めの段階から生産技術部門と協力し情報を共有しました。第一ライン立上げ時は、甲府工場とほぼ同じ生産ラインとはいえ、中国での材料の調達や人財確保など、日本とは 異なる環境の中、ねじ1本、工具1つすらないゼロからのスタートに苦労しました。設備に使う部品や材料の調達、加工業者のつながりが全くない状況でしたが、日系商社やグループ企業などの協力を得て、何とか進めることができました。今回は、その時の経験や人とのつながりなどが大いに活かされました。

23年中に第二ラインが量産開始予定の明電舎(杭州)駆動技術有限公司
当初は、言葉の壁もありました。日本語を話せない社員がほとんどで、試行錯誤しながらも互いの考えをぶつけ理解し合おうと努力を重ねました。最新鋭のラインで現地法人スタッフによる安定生産を実現させ、将来的には世界の工場と対等に話ができる技術者を育成したいです。日本の各拠点に技術を教えられるほどに成長し、EV生産をリードする良い工場を作り上げるのが目標です。

23年中に第二ラインが量産開始予定の明電舎(杭州)駆動技術有限公司