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日立オートモティブシステムズ向けNAS電池用パワーコンディショナーを納入しました

2020年09月30日

株式会社明電舎(取締役社長:三井田 健 / 東京都品川区、以下明電舎)は、日立オートモティブシステムズ株式会社(プレジデント&CEO ブリス・コッホ / 東京都千代田区、以下日立オートモティブシステムズ)佐和工場(茨城県ひたちなか市)にNAS電池用パワーコンディショナー(以下PCS)を納入し、2020年7月に運用を開始しました。本製品の納入により、事業所内の常時の負荷平準化や夏場の電力ピーク時のデマンド抑制、BCP対策としての停電時の電力供給などが可能となります。

本案件は、東京電力エナジーパートナー株式会社(代表取締役社長:秋本 展秀)の100%出資子会社である日本ファシリティ・ソリューション株式会社(代表取締役社長:田中 康史)を通じて受注したものです。今回、日立オートモティブシステムズ 佐和工場では工場の安定的な稼働のためにNAS電池用PCS 3,600kVAを1台納入しました。接続するNAS電池は日本ガイシ株式会社(代表取締役社長:大島 卓 / 愛知県名古屋市)製です。

【NAS電池用PCSの導入効果】

常時の負荷平準化

電力消費の少ない夜間などにNAS電池に充電した電力を電力消費が大きい時間帯に放電することで、契約電力を抑えることができます。


夏場の電力ピーク時のデマンド抑制

電力の需給が逼迫する夏場や冬の寒波の際に、電力需要の予測をもとに電力会社等から行われる節電要請を受け、指定時間帯に節電をすることで、抑制した分の電力量に対し報酬を受け取ることが可能となります。今回納入したNAS電池用PCSは節電要請の際にNAS電池への充電・放電を行うものです。


BCP対策としての停電時の電力供給

災害や落雷などで電力系統に事故が起こり停電が発生すると、生産ラインの緊急停止が発生し、製品品質に影響を与え、莫大な損害を引き起こす可能性があります。そこでNAS電池用PCSを導入することで、万が一系統事故による停電が発生しても、NAS電池用PCSが電力系統から自立して電力供給を開始することができるため、事故系統が復旧するまでの間、一部重要設備を再始動することが可能となります。

明電舎の蓄電池用PCSは1996年の発売開始より現在まで100サイト以上、累計容量200MVAの納入実績があります。今後も高まる電力需給逼迫時のデマンド抑制や気候変動に起因する災害の多発によるBCP対策強化などのニーズに応えるべく、納入サイト数増加を目指してまいります。 


明電舎の蓄電池用PCS仕様一覧



注:NASは日本ガイシ(株)及び東京電力ホールディングス(株)の、NAS電池は東京電力ホールディングス(株)の、登録商標又は商品名です。


日立オートモティブシステムズ 佐和工場納入明電舎製PCS

■明電舎蓄電池用PCS WEBサイト
https://www.meidensha.co.jp/products/energy/prod_11/


本件及び取材に関するお問い合わせ先

株式会社 明電舎  広報・IR部 広報・IR課
電話 03-6420-8100



日立オートモティブシステムズ向けNAS電池用パワーコンディショナーを納入しました(PDF:788KB)