製品の概念設計から
量産化まで一貫して担う。
コアテクノロジ開発部は、明電舎が提供している製品やサービスの制御・管理を行う情報通信装置の製品開発を行っており、当課はそのうちの構造設計を担当しています。私は新規に開発する産業用PCの構造設計担当者を務めており、製品の概念設計から量産化まで一貫して担っています。 具体的には製品が振動や熱による手戻りを無くすために、設計初期段階で解析を行い、試作機を製作した後に振動や、熱による不具合が生じてないことを検証試験で確認し、さらに試験にて問題ないことが確認できたら、工場での量産化のための準備を行います。 これら一連の製品開発の過程で発生した問題に対して、関係する複数部門で試行錯誤をしながら施策を練る。これを繰り返しながら製品の改善を行い、完成へと導いていく過程にやりがいと醍醐味を感じています。
様々な困難を乗り越えた先に、
よりよい設計がある。
仕事を行なっていく上で苦労していることは大きく2つあります。その1つは、製品のコスト(原価)と品質を両立させること。コストを抑えつつ、要求される仕様を満たした構造設計を行う必要があります。そのためには、熱解析や構造解析をして問題がないことを確認した上で、不要な部品やねじを極力使用しないで済むような設計を行っています。
また、資材部門と協力して、部品の価格をより抑える工夫ができないか検討をしています。
もう1つは、要求仕様を具体的な設計に落とし込むこと。要求仕様を満たす構造を実現するために、過去の製品の設計を参考にしたり、各解析(熱・構造)を行ったりして検討しています。その後、検討結果について上司や先輩社員、関係部署の方々を交えて議論を行い、問題点を抽出し、修正をする。これを繰り返してよりよい設計にしています。
当然よりよい開発を実現するために苦労はつきもの。そのため、「どんな困難に直面しても、粘り強く挑戦し何としても乗り切る」「何かしら新しいことに挑戦できるチャンスがあればやってみる」「今までよりも良くなる方法はないか常に模索する」を信条として仕事に取り組んでいます。