検証・実験を経て、
開発を達成していく醍醐味。
私が所属するDX推進本部 デジタル基盤開発部のミッションは、ICT、IoTの活用により各事業部の製品・サービスの付加価値を高めること、および技術を開発することです。その中で私は、電鉄事業部の製品・サービスの付加価値を高めるための技術開発(特に電車線検査装置)を担当しています。
具体的には、電鉄事業の保守・点検業務を省力化するために、画像処理やAIを用いて鉄道設備の計測や異常検知の解決策を考え、計測・解析ライブラリを作っています。
日々やりがいを感じるのは、検証・実験を経て得られる成果が、目に見えることです。画像という手段のため、検証や結果がすぐ目の前に現れ、過程や達成がより実感できることがうれしいですね。
また、それらのデータ取得のために、カメラやレンズのハード選定から関わったり、実際にフィールド試験として、お客様設備に足を運び、身体を動かしたりすることもあり、そこでも大きな手応えを感じることができます。
メンバーを束ねて開発を進め、
結果を出していく喜び。
現在、私は開発担当であるとともに、テーマリーダーとして画像処理やAIに関係した技術開発テーマのまとめ役も兼任しています。リーダーの役割は、お客様の課題を技術開発テーマに落とし込み、メンバーに振り分けて開発を取りまとめていくことです。
メンバーと共に開発した画像処理やAIの技術を繋ぎ合わせてお客様の課題解決に直接結びつけられた際は、リーダーとして大きな喜びを感じます。
その半面、管理業務と開発業務との両立や、チームをまとめていくことに苦労しています。しかし、チームとしてガチッとはまったとき、一人では考え付かないアイデアや解決先が出てくることがあります。このとき、チームとして開発に取り組んでいる楽しさを実感します。
AIは製品としては、まだまだ発展途上です。5〜10年先にはこうして培った経験を活かして、明電舎の「AI製品」の基礎をつくり、技術開発だけではなく製品全体の開発テーマも取りまとめていければと考えています。