お客様ごとの
オーダーメイドだからこそ
重要になるプロジェクト管理業務。
私の将来的なビジョンは、会社全体の状況を見つつ経営戦略を担う部署で働くこと。入社時にはその前段として事業部の運営状況を見てみたいと考え、事業統括部門を希望しその希望通りの部署に配属されました。現在は数ある事業のなかでも水インフラ事業に関わる物件の工程管理、売上管理など、プロジェクト全体の管理業務を担っています。具体的にはお客様の希望の出荷日と当社工場の製造能力のすり合わせを含めた工程管理、売上達成のための調整、情報収集などを行なっています。
扱っている製品は受変電設備、発電設備、非常用発電機、監視制御システムと多種多様で、しかも、お客様ごとのオーダーメイド。物件ごとに仕様、スケジュール、コスト、必要な資材・人員など全てが異なるからこそ、その全体を見渡す私たちプロジェクト管理の仕事が重要です。例えば工程管理一つとってもその調整がうまくいかなければ、お客様にご迷惑をかけるだけでなく売上確保にも影響を与えます。苦労は多いですが、物件の受注額は数億円〜数十億円のものまであり、それほど大きな責任を任されていることがやりがいでもあります。
リスクを予測し適切な対策を
打つために情報収集力と
コミュニケーション力を強化。
2年目に売上管理に関して痛恨の失敗をしたことがあります。実際は工事が間に合わないにも関わらず、営業担当からその情報を引き出せず、当初の見通しとは違った結果となり数百万円が年度売上計画からズレてしまったのです。早め早めに情報を入手しておけば、対策を打つことができたのにと、悔しい思いをしました。そこで設計から製造を経て出荷、現地での据付まで、どのプロセスでリスクが発生し得るか、予測し対策を打つために、その後は情報収集力とコミュニケーション力の強化に努めています。その成果として、以降は2年目のような失敗をしていません。
プロジェクト管理業務では、営業や設計、製造、工事まで、社内の多くの部署の方々と連携して仕事を進めていきます。だからこそ、一番心に刻んでいるのは、相手の立場に立って考えることです。当たり前のことなんですが、忙しさに紛れると忘れがちに。相手が何を求めているのか把握しつつ、一方で会社全体としての最適とは何なのかを考え合わせて管理していくことが大切だと思っています。