企業情報企業理念と行動規準
トップメッセージ

代表取締役社長
小玉 貴志
環境やエネルギー問題の課題解決、科学技術の発展に貢献します
当社は1958年(昭和33年)に設立以来、電気化学応用、新材料の分野での研究支援を目的とする計測器販売を軸として成長してきました。電気化学計測器は、「電位を規制下での測定」をサポートする計測器で、電気化学分野の他に有機化学や生化学などの分野でも、多くの研究者の方々に利用されています。
2000年代になり、折からのEV用リチウムイオン電池開発の気運が高まり、単セル電池の特性改善の研究が活発になり、当社は計測ノウハウの蓄積や回路設計の改善などにより、計測の高精度化、解析機能やPC操作性の強化などに努めてきました。
2020年のコロナ禍以降より、エネルギー価格の急騰問題や資源のリサイクル活用への関心が高まり、新エネルギー源として水素やアンモニア、及びその製造技術などが注目されています。当社は、得意とする電気化学分野において環境やエネルギー問題の課題解決と科学技術の発展に寄与できるよう、常に新しいコンセプトを提唱し、技術開発、製品開発に挑戦していきます。
企業理念
研究開発型の企業を目指す
当社の研究開発拠点は、設立時の1958年には大阪府吹田市にありました。その後、1965年に緑豊かな神奈川県厚木市の工業団地に位置する厚木工場へと移転されました。
1970年代の初め、当社は直流電源装置、電気化学計測装置、パルス電流発生器などを製造販売していました。製品に真空管を使用している時代でしたが、販売市場は表面処理(メッキ)、金属腐食・防食の分野が中心でした。1970年代半ばになるとショルダー式の携帯電話の小型化の声が強くなり、当社はNTT様及び電池メーカ様の要望を受け、電池材料の評価を支援する電池充放電装置を開発し各社様に納入しました。1980年代の初めは、大学生の研究を支援する計測機器が急務であると考え、簡便で安価な電気化学計測器を製品化しベストセラーとなりました。そして1980年後半から1990年代にかけては、電解溶液中の試料表面近傍の局部電位や腐食電流密度の高精度測定が可能な走査型振動電極装置、顕微鏡レベルで電気化学反応が観測可能な走査型電気化学顕微鏡など、研究者のニーズに応える製品開発を行いました。後者の装置は、後に電気化学会技術賞・棚橋賞を受賞しています。1990年代にはEV用二次電池研究の要求に応えるべく200kW級の電池充放電装置を各自動車メーカ様に納入してきましたが、2000年以降になるとEV普及に伴うリチウムイオン電池研究が盛んになる一方で計測器の測定電流範囲は数pA~数百Aに拡大し、周波数応答解析も数MHzまで対応可能な製品開発を進めてきました。
今後の研究開発ですが、更なる技術やノウハウの蓄積により研究者サイドに立った製品開発に邁進します。又、当社が得意とする電気化学的原理を応用した新しい計測器の創出に挑戦してまいります。
行動規準
- 1.法令その他の社会的規範の遵守
- 2.人権の尊重
- 3.環境への保全
- 4.社会との協調・貢献
- 5.安全で優れた製品の提供
- 6.公正な商取引
- 7.情報の管理
- 8.情報の開示
- 9.反社会的行動の禁止
- 10.贈答・接待の基準
- 11.職場環境