車の開発を支える

自動車開発の効率化と品質向上に貢献する製品・サービスを提供するモビリティT&Sユニット。
自動車性能試験とドライブロボットを各担当者が紹介します。

自動車性能の委託試験

シャシダイナモメータでの試験

大切なのはお客様の信頼を得ること

明電舎では、自動車メーカなどのお客様のご要望に沿って自動車の各種性能試験を行っています。シャシダイナモメータなど自動車の性能を測定する明電舎の試験装置は、耐久性に優れ、装置はすべて自社製作のため迅速かつ正確なデータ収集が可能で、お客様の要望に臨機応変に対応できることが強みです。近年需要の多い電気自動車用の試験装置も導入。社内のEV駆動モータ事業での製品化に向けた開発検証などにも使われています。
私たちは、お客様の依頼に対し、ご満足いただける実験データを提供することを第一に考えています。さまざまな試験依頼をいただくたびに、信頼されているからこそ声を掛けていただいたと誇りに感じます。これからもしっかりと結果を出していこうと思っています。

音響実験室

太田工場
モビリティT&Sユニット
品質保証部 専任部長

片桐淳夫

Atsuo Katagiri

ドライブロボット

ロボットアクチュエータと操作盤

ドライバー不要で高精度な運転を実現

ドライブロボットは、自動車の耐久試験や性能試験などの際に、車両の運転席に搭載し、自動運転を行うための装置です。ドライバーが不要なため、過酷な環境下や長時間などでも、再現性のある高精度な試験が可能です。3Dプリンターを用いた製作に成功したことで、総重量の軽量化や部品点数の削減を実現し、装置を設置する際や運搬時の負担を軽減しました。デザイン面でも見やすさと使いやすさに重点を置き、国際的に権威のあるデザイン賞を複数受賞しています。
自動車業界では常に新しい車種の開発が行われ、そのスピードは年々増しています。明電舎の強みはさまざまな車種に対応できること。今後注力したいのは、酷暑地域での走行を想定した高温試験環境への対応と、電動化にシフトしていくお客様に合わせた開発です。

太田工場 モビリティT&Sユニット
開発実験部 開発研究課 専任課長

兒玉安紀彦Akihiko Kodama

明電システムソリューション
計測システム部 技術課長

小林敦志Atsushi Kobayashi