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コスト30%低減を実現!
協働ロボット搭載形無人搬送車の最新機種を販売開始しました

2021年04月08日

株式会社明電舎(取締役社長 三井田 健/東京都品川区、以下明電舎)は、この度、ファナック株式会社製の新型協働ロボット「FANUC Robot CRX-10iA/L」(※1)の搭載に対応した無人搬送車 RocoMo-V(ロコモブイ)の開発を完了し、2021年4月より販売を開始しました。
本製品は、2019年11月に販売を開始した協働ロボット搭載形無人搬送車RocoMo-Vの最新機種となります。


[RocoMo-V 最新機種]

今回、当社無人搬送車(AGV)に搭載したのは、可搬質量10kgのファナック製新型協働ロボットです。凹凸のない丸みのある外観でアーム間の挟み込みを回避し、人がロボットアームを直接操作するダイレクトティーチで簡単に教示が可能です。

ベース台車となる全方位走行AGVは、LiDARにより走行エリアの地図情報を生成し、自己位置を推定して走行するSLAM(※2)に対応しており、設備のレイアウト変更にも柔軟に対応できます。自動充電はオプションで、非接触充電にも対応しています。これにより、塵や油などの汚れによる接続不良を防ぎ、どのような作業環境においてもスムーズに充電することができるようになりました。

なお、本製品の開発では、AGV機能の最適化や部材の見直しなどを行うことにより、従来製品に比べコスト30%低減を実現しました。また、AGVとロボット間のデータ送受信量を従来の50倍に増強したことでAGVとロボットの連動性が向上し、より複雑なシステム構築が可能となりました。

昨今、新型コロナウイルス感染症の拡大防止に向けた働き方の変化に対応するため、搬送や作業の自動化による無人化、省人化ニーズが増えております。
今後も明電舎は、AGVの提供を通じて、製造業をはじめとするあらゆる産業の生産性向上や労務負担の低減、働き方変革に貢献してまいります。

※1 ファナックの新型協働ロボットで、グリッパ、カメラ等のロボット周辺機器を簡単に接続可能。
https://www.fanuc.co.jp/ja/product/robot/f_r_collabo.html

※2 SLAM:Simultaneous Localization and Mappingの略。



※3  Wi-Fiは、Wi-Fi Allianceの登録商標。
※4  Ethernetは(旧)富士ゼロツクス株式会社の登録商標。

■明電舎 無人搬送車/AGVサイト AGVナビ
https://agv.meidensha.co.jp/top/



本件及び取材に関するお問い合わせ先
株式会社 明電舎 コーポレートコミュニケーション推進部 広報・IR課
電話 03-6420-8100


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