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自動車試験装置 操作計測システムが「レッドドット賞 プロダクトデザイン2018」を受賞しました

2018年04月09日

株式会社明電舎(取締役社長 浜崎祐司、以下明電舎)の自動車試験装置 操作計測システムMEIDACS II(メイダックス ツー)は、このたび世界三大デザイン賞のひとつであるドイツの「レッドドット賞 プロダクトデザイン2018」を受賞しました。
MEIDACS IIは昨年10月の日本の「グッドデザイン賞」に続き、2回目の世界的に権威のあるデザイン賞の受賞となります。

明電舎は国内外の自動車メーカーおよび自動車部品メーカー等向けに数多くの試験関連装置を納入しており、MEIDACS IIは2018年より販売開始をする新製品であり、試験装置の中核をなす操作計測システムとなります。

当社は電動化、自動運転等の次世代車両向けにお客様とともに「新しい価値の創造」を目指し、モデルベース開発等のハードとソフトを融合した新しい機能を実現した製品開発に取り組んでまいります。




 


□ 製品名称:MEIDACS II


 

 

MEIDACS II製品概要


操作計測システムMEIDACS IIは、自動車の排出ガス・燃費や耐久性の評価等をテストベンチ上で行う際、最適な操作環境を提供します。お客様の試験環境に合わせた盤のデザイン(卓、スタンディングデスク等)に対し、フロントアクセスメンテナンスを共通コンセプトとしました。計測室内の壁と装置背面間のメンテナンススペースを無くし、広いユーザー作業スペースを確保することで、快適な作業環境を提供しています。また、スタンディングデスクは省スペースでありながら盤の搭載容量と卓の操作性を兼ね備え、立ち姿勢での作業性を大幅に向上しています。

デザインの背景


自動車試験装置の操作計測システム上では、複数の開発タスクや長期間におよぶ自動車の評価試験を行う必要があります。操作計測システムは従来より機能向上に取り組んできましたが、今回は実験を行う「人」の作業性と操作性をさらに考慮したデザインにすることで、長時間作業のストレス低減やメンテナンス性を向上させた新製品としました。

デザイナーからのコメント


「いかに実験を行う人に快適性を提供できるか」を目指してデザインしました。卓に向かって座った際に足を伸ばせること、書類や測定器を卓上に置いても十分なスペースを確保されていること、長期間の実験でも疲れにくいこと、実験室を広く有効に活用できることなど、多様な試験室の設置環境でも快適な操作ができるようデザインしています。


明電舎 自動車試験装置


明電舎 操作計測システムMEIDACS II


レッドドット賞とは
ドイツのエッセンにあるノルトライン・ヴェストファーレン・デザインセンターが主催する1955年に設立された世界的なデザイン賞です。過去2年以内に製品化されたデザインが対象で、プロダクトデザイン、コミュニケーションデザイン、デザインコンセプトの三つの部門から構成されています。国際的に活躍するデザインの専門家による審査は、デザインの革新性、機能性、耐久性、品質など9つの基準で行われ、これらの優れたデザインに賞が授与されます。





本件及び取材に関するお問い合わせ先

株式会社 明電舎  広報・IR部 広報課
電話 03-6420-8100