お知らせ

株式会社格付投資情報センターによる格付け引き上げ

2018年08月28日
株式会社明電舎(取締役社長 三井田健/東京都品川区、以下明電舎)は、株式会社格付投資情報センター(以下、R&I社)による明電舎格付け見直しの結果、発行体格付が「BBB+」へ1段階引き上げとなり、格付の方向性は安定的と評価されました。
   
格付の内容(格付日:2018年8月27日)

名称

格付

格付の方向性

発行体格付

BBB→BBB+

安定的


格付理由(R&I社のプレスリリースより)


■社会インフラ事業と産業システム事業を2本柱に、利益・キャッシュフローの安定性が高まっている。社会インフラ事業は成熟する国内市場向けが多いものの、鉄道や電力関連で海外の受注を獲得している。産業システム事業は自動車試験装置や電気自動車用モーター、半導体製造装置用部品などに収益源が分散し、特定の分野への依存度が低下している。保守・メンテナンスや不動産の利益貢献もある。

■社会インフラ分野は大手企業との競合が避けられないが、鉄道や変電設備などをアジアの国々に納入してきた実績と品質への信頼性を生かし、現地のパートナーとも協力しながら受注している。リスク管理の工夫も効果が出ており、大きな不採算案件を抱える懸念は小さい。産業システム事業は複数の製品で国内上位の地位にある。顧客の設備投資の動向に影響されやすいが、有力企業との取引関係は良好だ。全体として、事業リスク評価は上がっている。

■利益の安定性の高まりを背景に資本蓄積と債務の削減が進み、キャッシュフローや資本に対する純有利子負債のバランスは改善している。海外のインフラ分野や電気自動車用部品などに積極的に投資する方針だが、キャッシュフローの範囲におおむね収まるとみられる。財務基盤が損なわれる懸念は小さい。以上を踏まえ、発行体格付をBBB+に上げた。格付の方向性は安定的。
流動性に問題はなく、コマーシャルペーパー格付a-2は維持した。

 


詳細についてはR&I社のニュースリリース
https://www.r-i.co.jp/news_release_cfp/2018/08/news_release_cfp_20180827_1808071401_jpn.pdf
をご参照ください。

参考:明電舎格付情報
日本格付研究所(JCR)からの長期発行体格付(BBB+)は2016年8月31日に取得済みです。

本件及び取材に関するお問い合わせ先

株式会社 明電舎  広報・IR部 広報課
電話 03-6420-8100