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トリデルタ明電舎が欧州大手電力会社より避雷器を受注

2018年11月02日

株式会社明電舎(取締役社長 三井田 健/東京都品川区、以下明電舎)の100%子会社であるトリデルタ明電舎(取締役社長 Hans-Heinrich Matthias ハンスヘンリッチ マティアス/ドイツ チューリンゲン州ヘルムスドルフ、以下TMG)は、欧州大手電力会社から2017年12月に配電用避雷器の受注内示があり、仕様・納期などの条件が整ったため、2018年9月に3年間の供給契約を正式に締結しました。

TMGは明電舎が2015年に買収したドイツの電力用避雷器メーカーで、その前身のトリデルタ・ウバーシュパヌングスアップライター社は1889年創業の長い歴史を持ち、これまでに120か国以上に800kVまでの電力用避雷器を製造・納入しています。

今回の受注は、買収後の欧州電力会社との長期供給契約です。今年度から開始した中期経営計画2020の成長事業の一つである海外電力事業の一環であり、今後の海外電力事業の成長拡大に繋げてまいります。


【明電舎の避雷器事業について】
明電舎は、変電事業のひとつとして避雷器を製造しています。1975年に世界初の電力用酸化亜鉛形ギャップレス避雷器(MOSA)を開発・納入し、耐多重雷性能、耐汚損性能を向上させるなど、避雷器の発展に大きく貢献してまいりました。これ らが高く評価され、当社が開発した避雷器(MOSA)は 2014 年には IEEEから「IEEE マイルストーン」に認定されています。

避雷器とは雷などから生じる過渡的電圧(サージ)を制御して各種電気機器を守る役目を負っています。今回受注した避雷器は、発電所で発電された電力を各需要家に届ける間にある配電設備に取り付けられます

2015年のTMG買収以降、日本・中国・ドイツの三拠点体制とし、販路・生産能力を拡大するとともに、生産体制の最適化、共同製品開発等の技術交流を進め、高品質・高性能の電力用避雷器の提供を行っています。


本件及び取材に関するお問い合わせ先

株式会社 明電舎  広報・IR部 広報課
電話 03-6420-8100