サステナビリティ

新型安全体感教育車両の運用を開始しました

2019年10月15日

株式会社明電舎(取締役社長:三井田 健 / 東京都品川区、以下 明電舎)は、本日より、新型安全体感教育車両の運用を開始しました。
明電舎では、2008年から従業員を対象に、危険の感受性に訴える教育として安全体感教育を展開し、2016年12月からは明電舎以外の工場、建設現場等で要望のある場所への出張教育の販売も開始しました。背景として、現場作業員の減少や2020年へ向けた国内建設ラッシュの影響による、労働災害の増加があります。特に経験不足の若い作業員やベテラン作業員の慣れに起因する事故が増加しており、更なる教育効果を求め体感型の安全教育に対する需要が高まっています。

今回の新型安全体感教育車両は、明電舎内での体感教育を行う予定で、2019年度中は明電舎沼津事業所に常設されます。2020年度以降は、その他の国内3製造拠点(太田事業所、名古屋事業所、甲府明電舎)を回り、1拠点あたり1~3か月設置される予定です。
なお、明電舎が2016年度に導入した安全体感教育車両との違いは、次の通りです。
1つ目は、新型のVR※を導入し、よりリアルな体感ができるようになりました。また、今までVRは会議室など別の場所で行っていたものを車両内部で実施でき、設営の時間短縮などが図れます。2つ目は、これまでの車両では、雨天時に一部の体感教育項目が機材の関係で実施できないという制約がありましたが、今回の新型安全体感教育車両では台風のような状況でなければ雨天時にも実施することが可能になりました。





なお、2019年10月15日に新型安全体感車両の完成式典を明電舎の沼津事業所で開催し、明電舎24 名、お客様
および協力会社の方28 名(計52 名)が参加しました。





明電舎 取締役社長 三井田 健 新型安全体感車両の完成式典 挨拶概要
「企業にとって安全は最重要テーマです。安全体感教育は、職場に存在する危険を具体的に示し、
身近な危険を直感的に理解させるものであり、観念としてではなく、経験として安全衛生を学ぶこ
とができ、それを通して作業現場における労働者の経験不足を補い、個々人の安全意識の向上に寄
与しようとするものです。出来る限り多くの皆様にこの安全体感教育を受けていただいて、労働災
害を減らすことができればこれ以上嬉しいことはございません。本日ご臨席いただいた皆様のご健
勝とご多幸、各社様の益々のご発展を祈念いたします。」

明電舎は、今後も労働災害撲滅のため、安全教育の推進をしてまいります。

 

本件及び取材に関するお問い合わせ先

株式会社 明電舎  広報・IR部 広報課
電話 03-6420-8100