経営・財務

2021年 社長年頭挨拶

2021年01月04日

下記の文面は、明電舎で2021年1月4日朝礼時に行われる社長年頭挨拶の抜粋です。

株式会社 明 電 舎
取締役社長 三井田 健


新年明けましておめでとうございます。
昨年は、新型コロナウイルス感染拡大による行動制限や自粛に始まり、なかなか終息の兆しが見えない中で様々な活動が抑制されました。明電グループでも、ウイルスという目に見えない脅威への対抗策を講じながらの事業活動が続きました。在宅勤務、リモートによる会議や打合せの拡大、また生産や納入、保守などの現場でもあらゆる感染防止対策をとっていただき、私たちの働き方が大きく変わった一年でした。

【2021年を迎えて~明電グループが目指す方向性】
さて、2021年が始まりました。新型コロナウイルスは依然として世界中で猛威を振るっています。また、アメリカ大統領の交代や米中摩擦の行方など、世界情勢は引き続き不透明感が停滞しています。

■次期中計
こうした経営環境の下、私たち明電グループはこの4月から新しい中期経営計画をスタートさせます。
今回の新中期経営計画ではESGを軸に、既存事業の成長と新規事業探索、イノベーションを重要なアイテムに2024年度までの計画期間で策定を開始しております。2021年は長期ビジョンの「より豊かな未来、社会に貢献する」ための“将来のありたい姿”を実現するための具体的かつ実効性のある戦略を考える年と位置付けます。
「強い組織力を 持つ企業集団」という理想の企業像へのアプローチを、全員参加で考えていきたいと思っています。

■会社の存在意義
私は、会社という組織の存在意義は、「社会のお役に立ち、社会に貢献すること」だと考えています。これはすなわち、「電気の力で世の中を豊かにする」という創業者 重宗芳水の志に通じるものです。
私は明電グループを、「社員一人ひとりが世の中の役に立っているという誇りを持って、150年、200年と社会を支えていく企業集団」にしたいと思っています。

■組織力
しかし、過去の長い歴史をみると、必ず逆境が訪れています。あらゆる危機や環境の変化に打ち克って、それを糧に成長できる組織の力をつけていかねばなりません。組織の力、組織能力とは、仕組みを考えつくる能力、改善し進化していく能力と目標達成能力だと思います。

■つながり力
コミュニケーションが希薄になりがちなこのような状況下では、「つながり力」を発揮して連携を図ることが極めて重要です。社会に貢献して人々の生活を豊かにしていく画期的なアイデアやイノベーションも、社内、社外のあらゆる人たちと“つながる”ことで生まれます。
社会の在り方も大きく変化する中では更に、悩みを抱えるお客様や独自技術などを持つ他社と私たちが積極的につながることで、新たな発想で社会課題の解決に貢献できるはずです。
特に若い世代の皆さんの新鮮な意見やアイデアには大いに期待しています。

■持続的な成長
アフターコロナの世界、企業というものも世の中の一員として、つまり地球環境社会の構成員としての存在意義をより強く求められると考えています。
ESGすなわち環境、社会、企業統治ですが、環境や社会への貢献ということと明電グループの事業活動とは親和性が大変高いと思っています。例えば車の電動化によるCO2の削減、電力や水処理に関わる仕事は社会貢献そのものです。他にも私たちがこれまで培った技術やノウハウを活かせる分野が沢山あります。
新しい中計では、
地球環境や社会の課題解決も念頭においた事業展開を考えていきたいと思います。

【最後に】
明電グループの成長は皆さんの心身の健康があってのことです。
まだコロナ禍が続きますが、今年一年、「安全第一、健康第一」で仕事に取り組んでください。
私は今年も、「新しいことへの挑戦」や「思い切った変革」の先頭に立って、皆さんとともに頑張っていく所存です
世界中の明電グループの皆さん、そして皆さんを支えるご家族の健康を祈念して、年頭の挨拶とさせていただきます。

 

本件及び取材に関するお問い合わせ先

株式会社 明電舎  広報・IR部 広報・IR課
電話 03-6420-8100