株式会社明電舎（取締役社長：三井田 健/東京都品川区、以下明電舎）は、2021年4月より移動電源車を購入したお客様に対し、①未稼働時の他社へのレンタルによるキャッシュバック、②車検・発電機整備のワンストップ請負、③別拠点への移動電源車の搬送と有事の優先的な燃料供給、といった購入オプションを開始いたします。なお、移動電源車へのBCP対策オプションの導入は業界初（※1）となります。

移動電源車は、発電装置など電力供給に必要な機器一式をトラックに搭載したもので、移動電源車の駐車場所が、仮設の発電所となります。明電舎では電圧6.6kV、発電出力100～2000kVAの移動電源車を品揃えしており、配電線工事や災害発生時の応急送電に用いられる他、民間企業のBCP（Business Continuity Plan：事業継続計画）対策としての導入など、幅広い用途でご使用いただいております。

昨今、気候変動の加速により自然災害が頻発することで、企業のBCPニーズが高まり、民間産業のお客様からも、導入に向けたご関心を多くいただいております。本オプションの開始により、費用対効果や維持管理などに関する障壁を下げることで拡販を図るとともに、お客様のBCP体制の構築に貢献してまいります。

＜新オプションイメージ＞

オプション１：未稼働時の他社へのレンタルによるキャッシュバック

移動電源車を使用しない時に、他社に移動電源車をレンタルすることで、レンタル代金の一部をキャッシュバックします（※2）。なお、レンタル後は移動電源車を整備の上、返却いたします。これにより移動電源車を無駄なく使用することができます。また、処分時の下取りもいたします。（※3）

オプション２：車検・発電機整備のワンストップ請負

通常、移動電源車では車検など車両部分の整備と発電機部分の整備を、それぞれお客様側で手配いただく必要がありますが、本オプション加入のお客様は、車検と発電機整備をワンストップで請け負います。これにより、従来に比べ、保守点検コストを抑え、且つ整備期間の短縮が可能となります。（※3）

オプション３：別拠点へ移動電源車と燃料を搬送

別拠点で移動電源車を使用の際に、ご要望に応じて有償で車両を搬送します。（※3）また、別途月額定額の緊急時燃料契約に加入いただくことで、緊急時に移動電源車への燃料を優先的にお届けします。（※4）

本オプションの導入により移動電源車の民間利用を推進し、将来的には当社移動電源車の所有者同士で移動電源車を融通しあう相互扶助ネットワーク（※5）の構築を目指し、災害発生時のさらなる迅速な復旧・減災への貢献を目指します。



当社の移動電源車は1970年代に初号機を納入して以来、電力・通信関係他、インフラを支えるお客様に数多く納入しており、長年の実績と技術に裏打ちされた、より信頼性の高い発電装置として、大変ご好評をいただいております。現在、国内電力会社向けの販売シェアは約7割を占めています。

今後も明電グループは、製品・サービスを通じた安定的な電力供給に貢献することで、レジリエンスな社会の構築に寄与してまいります。

※1　移動電源車市場において。2021年4月時点当社調べ。
※2　移動電源車は、サコス株式会社を通じてのレンタルとなります。
（URL：https://www.sacos.co.jp/）
※3　移動電源車の整備、下取り、搬送はBSサミット事業協同組合を通じて行います。
（URL：https://www.bs-summit.jp/）
※4　緊急時燃料契約は三和エナジー株式会社によるサービスのご提供となります。
（URL：https://sanwa-energy.com/eess/）
※5　移動電源車を所有している拠点とは別の遠方拠点で移動電源車が必要になった際に、近隣エリアの相互扶助ネットワーク加入企業より移動電源車を搬送します。これにより、スムーズな電源供給が可能になる他、移動にかかる燃料の削減にもつながります。

＜本サービスに関するお問い合わせ＞
明電舎　フィールドエンジニアリング事業部　産業システム営業部　産業課
TEL：03-6420-7680


■移動電源車紹介ページはこちら
https://www.meidensha.co.jp/products/energy/prod_04/prod_04_06/

本オプションは、サコス株式会社・三和エナジー株式会社・BSサミット事業協同組合との共同提供となります。

 

 

本件及び取材に関するお問い合わせ先

株式会社 明電舎　コーポレートコミュニケーション推進部 広報・IR課
電話 03-6420-8100

移動電源車ユーザー向けBCP対策オプションを開始します（PDF:816KB）