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シンガポールMRT トムソン・イーストコースト線(stage2)を完工し、8 月28 日に開通しました

2021年08月30日

株式会社明電舎(取締役社長:三井田 健 / 東京都品川区)の現地法人Meiden Singapore Pte.
Ltd.(以下、明電シンガポール)は、シンガポールのLand Transport Authority (陸上交通庁) から単
独受注したトムソン・イーストコースト線向け鉄道用電力設備(Contract T253)のstage2 を2020
年に完工し、引き渡しを行っていましたが、この路線が2021 年8 月28 日に開通いたしました。
トムソン・イーストコースト線は、シンガポール北部のウッドランズから中央部の住宅街を抜け、南
部中心市街地を経由して東部にあるスンガイベドックに至る全長43km・32 駅の通勤路線であり、その
内、明電シンガポールが車両基地及び22 駅の鉄道用電力設備一式(stage1~stage3)を受注し、システ
ムコントラクターとして66kV 受変電設備、22kV 受変電設備、750V き電用直流電源設備、及び、電力
遠方監視装置の基本設計から製造・据付け・試験調整引渡しまで一貫して請負っているほか、
stage4~5 についても、電力遠方監視装置や非常停止設備などの一部重要設備の納入を予定しており、
明電シンガポールが全線にわたり携わっております。
本プロジェクトのstage1 は2020 年1 月に開通しておりましたが、今回のstage2 はstage1 からの
延伸に当たり、北部に位置するスプリングリーフ駅から南方向に、レンター駅、メイフラワー駅、ブラ
イトヒル駅、アッパートムソン駅、カルデコット駅の合計6駅を結ぶ全長13 ㎞の路線となります。

MRT(Mass Rapid Transit)※は、シンガポール建国以来、近代化計画の主要事業として建設が進めら
れてきた東南アジアでは最も充実した都市鉄道です。
明電グループは1985 年のMRT 第1・2 期(現在の東西南北線)建設において電力システムコントラ
クターとして携わって以来、多くの路線に参画してきました。現在は開業後約30 年経過した東西南北
線システムの一括更新という他に例を見ない大型プロジェクトも並行して進めており、2023 年の完工
を目指しています。

明電グループは今後も、長年培ってきた海外電鉄事業の技術と経験を生かし、都市の抱える環境課題
の解決や経済発展に寄与することで、鉄道が導く持続可能な社会の実現に貢献をしていきます。


トムソン・イーストコースト線路線図

※ 大量高速輸送システム 

本件及び取材に関するお問い合わせ先

株式会社 明電舎  コーポレートコミュニケーション推進部 広報・IR課
電話 03-6420-8100


シンガポールMRT トムソン・イーストコースト線(stage2)を完工し、8月28日に開通しました(PDF:665KB)