経営・財務

2022年 社長年頭挨拶

2022年01月05日

下記の文面は、明電舎で2022年1月5日朝礼時に行われる社長年頭挨拶の骨子です。

株式会社 明 電 舎

取締役社長 三井田 健


明電グループの皆さん 新年明けましておめでとうございます。
今年、まず始めにお伝えしなければならないのは新型コロナウイルスです。変異株が世界的に拡大しており、私たちとしても再度、最大限の警戒が必要です。皆さんには、普段の生活でも、仕事においても、くれぐれも感染予防を徹底していただき、今年一年、元気に過ごしていただきたいと思います。

【中期経営計画2024】
今年度は、4か年の期間で策定した「中期経営計画2024」の初年度という位置づけですが、この中計期間は、これまでの収益基盤事業に加えて、前中計で実施した積極的な成長投資による成果を大きく花開かせることで、“JUMP”を実現するフェーズです。これまでの投資の成果は、EV事業の新ラインでの量産開始や、変電事業における北米やベトナムなどの新拠点の立ち上がりなど、着実に形を成し始めました。
大きな飛躍を遂げる土壌は整いつつあります。今年度もしっかり成果を上げて、次年度以降の3か年につなげていきましょう。

昨年4月、新中計のスタートに合わせて策定した明電グループのビジョン「地球・社会・人に対する誠実さと共創力で、新しい社会づくりに挑む」。持続可能な地球環境を実現する“サステナビリティ・パートナー”を目指して、私たちは“サステナビリティ経営”に舵を切りました。
世の中は、持続可能な社会の実現に向けて急激に変化しつつあります。この変化は、明電グループにとって大きなチャンスです。なぜなら、私たちは、水力や風力・太陽光などの再生可能エネルギー、水インフラや鉄道・電力などのライフライン、自動車試験機やEV駆動システムなどのモビリティ分野、先端技術の更なる発展に寄与する電動力事業や半導体関連事業、そしてこれらの保守や施設の運転維持管理といった、持続可能な社会の実現に貢献できる様々な製品群とサービス、知見をもっているからです。
創業当時からのDNAともいえる社会貢献の精神と誠実な姿勢を堅持しながら、先ずは私たちが一丸となってこの中計の目標を達成することが大事です。中期経営計画2024が終了したすぐ後には、2027年の創業130周年という節目が見えています。明電グループのその先の将来、更には次世代までも社会インフラや産業の進化を支え続ける企業として、更なる発展と成長を目指していきましょう。

【“クオリティ”重視の1年を】
今年一年、皆さんの念頭においていただきたいことをお話します。それは“クオリティ”重視の1年にしてほしい、ということです。

企業スローガン“Quality connecting the next”は、製品やサービスの品質という意味はもちろん、それを支える「人」と「技術」という意味も込められています。
私たちの仕事の品質は、単に製品やサービスを提供することだけではなく、そこに至る過程も大事な品質です。
皆さんが仕事のルールや基本を忠実に守って日々励んでいただくこと、その積み重ねが明電舎の124年にわたる歴史につながってきた土台であり、これから先、130年、150年と受け継いでいくべきバトンなのだと考えています。
また、「健康」も大事な経営品質のひとつです。従業員とご家族の健康は企業活動の基本です。私は、心の健康も含めた生活が送れることに投資して最大のパフォーマンスを発揮していただくことが「健康経営」だと考えています。
世の中が激変する中にあっても、 一人ひとりが“明電グループの一員である”ことの「誇り」と、品質・安全に対する「自覚」を持っていただくことを、切に願っています。それがひいては、企業スローガン“Quality connecting the next”の実践だと考えています。

【最後に】
“一年の計は元旦にあり”、という言葉があります。年初にあたりしっかりと計画を立て、また心身とも健康な一年を送ってください。
私は今年も先頭に立って、皆さんとともに頑張っていく所存です
世界中の明電グループの皆さん、そして皆さんを支えるご家族の健康を祈念して、年頭の挨拶とさせていただきます。

 

本件及び取材に関するお問い合わせ先

株式会社 明電舎  コーポレートコミュニケーション推進部 広報・IR課
電話 03-6420-8100