2022年入社式挨拶
下記の内容は、株式会社明電舎で2022年4月1日に行われた入社式での社長挨拶の骨子です。
株式会社明 電 舎
取締役社長 三井田 健
皆さん、入社誠におめでとうございます。皆さんを心より歓迎します。
新型コロナウイルス感染症(COVID 19 )の感染拡大という大きな災禍 により、 明電舎は
もちろん、多くの会社が、これまでのビジネス、働き方、生き方を大きく変えなければなり
ませんでした。さらに、ロシアによるウクライナ侵攻が重なり、まさに世界は混沌としてき
ています。人生の新しい一歩を踏み出し た皆さんには 不安もあるでしょうが、明電グループ
は皆さんをしっかりと受け止めますので、安心してください。
私から、これからの社会人生活で大切にしてほしいことを4点お伝えしたいと思います
。
■「感謝」
「感謝が感謝を生み、不平が不平をよぶ」という言葉 があります 。 感謝の気持ちをもつ人
のほうが、より幸せで、落ち込む事やストレスが少なく、仕事や生活に満足することが明ら
かにされています。感謝することが、ポジティブな思考や自己肯定感の高まり、他者との良
好な関係づくり、さらには心身の健康向上、等々につながるので、人生や仕事において成功
する確率が高まるのです。 そのためには 脳回路を少しずつ鍛えていくこと 。 朝、職場で挨拶
をするとき、相手のいいところを見つけてそれを伝えたり、お店で買い物をするとき、レジ
で店員さんに「ありがとう」と言ったり、小さな行動を繰り返していくと、「感謝の種」が
どんどん見つかり脳の回路がかわり、自然体で感謝の気持ちをもてるようにな ります 。
■「 想像力 」
想像力を働かせるとは、「視点を変える」ということです。例えば、「今回の提案に対して
お客様が即断で断ってきたのは、どんな背景があるのだろう?」と、目の前の問題がどのよ
うな要素の 連鎖 で起こっているかを考えることで、より本質的な変化を起こすための考え方
です。 また、 「自分が上司の立場だったら、この問題にどう対処するかな?」と考え、立場
を入れ替え、周り・相手の視点で考えることです。さらに「時間軸で視点を変える」こと、
将来から今を見ることも良い方法です。「5年後の自分はどうなりたいか? そのためには
今何をするべきか?」を考えてみましょう。 想像力を働かせることは、実は すべては自分の
成長のためなのです。
■「 実践 」
実践なくして結果は生まれません。インターネットで興味のあるワードを検索すればあら
ゆる情報が 引き出せる 現代では、 「知っている」こと自体の価値は薄れ、「行動・実践する
こと」、すなわち「機会を活かすこと」の重要性が高まっているといえるでしょう。興味があ
ることについて知識を得たら、機会を探し、実践してみることです。興味があるということ
は、何かしら自分と関係があるということです。その部分を深く知ることは自分を知ること
にほかならず、自分の未来につながります。
■「コミュニケーション」
このコロナ禍で、大切なことは「コミュニケーションの取り方・タイミング」です。皆さ
んが学生の時は、人事部門 がチャットやオンライン会議ツール等を使用して皆さんとの接
点を増やす努力をしていました。しかし、職場へ の 配 属後は、上司や同僚と自分の間を誰か
が仲介してはくれるとは限りません。 当社 でもテレワークを推奨して おり、 気軽にコミュニ
ケーションを取ることが難しい こと もあるかもしれません。このような時、「受け身になら
ず、自分から動こうとすること」や「失敗や否定を恐れず、思い切ってやってみようとする
こと」が、より重要になります。そして、自分の考えを自分の言葉で説明できるようになり
ましょう。自分はなぜそう判断したのか、どう思い、どう考えたのかをきちんと話すことで、
周囲からも信頼される存在となるでしょう。
当社は、昨年度から新しい中期経営計画のもと、さらなる飛躍を目指して取り組んでいま
す。このような大事な時期に 明電舎 の一員となられた皆さんが大きく成長し、活躍されるこ
とを期待して、私からのお祝いの挨拶とさせていただきます。
以 上
本件及び取材に関するお問い合わせ先
株式会社 明電舎 コーポレートコミュニケーション推進部 広報・IR課
電話 03-6420-8100