VR安全体感教育のラインナップを強化
中災防と共同で新コンテンツを開発
株式会社明電舎(取締役社長:三井田 健/東京都品川区 以下明電舎)とその子会社である明電
システムソリューション株式会社(取締役社長:鈴木 典芳/静岡県沼津市 以下MSS)、中央労働災
害防止協会(会長:十倉 雅和/東京都港区 以下中災防)は、共同で「VR安全体感教育」※1の新た
なコンテンツを開発しラインナップを強化します。製造業においては、はさまれ・巻き込まれにより
重篤な労働災害となる割合が最も高いことから、共同開発の第一弾として、ロール機での事故をバー
チャルで体感する「ロール機への巻き込まれ」に関するコンテンツを開発し、5月25日にリリースします。
【背景】
明電舎では、2008年からグループ従業員を対象に、危険感受性を高めるための教育として「安全体
感教育」を展開しています。2016年からは社外向けにも主に製造現場や建設現場等にて実施する
出張教育を外販しており、これまで延べ27,000名以上にご受講いただき好評を得ております。また、
VR(バーチャル・リアリティ)により労働災害を疑似体験できる「VR安全体感教育」を開発し、社内外
における教育で運用しています。一方、中災防では、「全ての働く人々に安全・健康を~Safe Work,
Safe Life~」の経営理念のもと、幅広い業種における“ゼロ災” 実現のための教育・研修などを開発・提供
しています。そのひとつである「危険体感教育実践セミナー」では、2021年から明電舎の安全体感教育の
コンテンツを活用しています。これまでの明電舎の安全体感教育は主に製造業・建設業向けに開発・提供
してきたところですが、中災防は、製造業を中心に多業種における労働災害防止のための各種サービスの
提供実績(個別企業等に対する安全衛生の技術的支援、指導、研修会、図書・用品の販売等情報提供事
業など)を有することから、両者が共同で開発することにより、幅広い分野で働く方々の労働安全衛生
意識の向上に寄与できるものと考えております。
【コンテンツの共同開発について】
中災防は、様々な業種における労働災害発生のシナリオの作成を担当し、明電舎とMSSは、そのシナリオを
VR上で再現する「VR安全体感教育」コンテンツの制作を行います。3者は共同して年間4本程度のコンテンツ
を開発する予定で、その第一弾として“ロール機への巻き込まれ” コンテンツを開発し、明電舎から5月25日に
リリースします。これらのコンテンツは、明電舎が実施する安全体感教育、中災防が実施する研修会等の両
方の場を通じて体感できます。
<“ロール機への巻き込まれ” コンテンツ>
ロール機は、ローラーを用いてゴムや樹脂、金属材料などを加工する機械で、幅広い業種で使われています。
コンテンツでは、誤った作業方法で発生する危険な状況をVR上で再現し、災害を疑似体験することで安全
衛生への意識の向上を図ります。
[“ロール巻き込まれ”の1シーン]
今後も「クレーンによる挟まれ」、「フォークリフトによる激突」などのコンテンツを順次開発する予定で、
両者が共同して労働災害撲滅のための安全教育を推進してまいります。
※1:VR安全体感教育とは、VR(Virtual Reality:仮想現実)で労働災害を安全に疑似体験し、危険の臨場感を
体に記憶させることで、危険に対する感受性を高めることが可能な安全教育システムです。
■明電舎 VR安全体感教育 WEBサイト
(コンテンツ動画や各種サービスのレンタル、サブスク、販売等のお問い合わせはこちらからご覧ください)
https://www.meidensha.co.jp/mss/system/sys_07/sys_07_01/
本件及び取材に関するお問い合わせ先
株式会社 明電舎 コーポレートコミュニケーション推進部 広報・IR課
電話 03-6420-8100
中央労働災害防止協会 総務部広報課
電話 03-3452-6542
VR安全体感教育のラインナップを強化 中災防と共同で新コンテンツを開発(PDF:218KB)