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中国現地法人がガス絶縁開閉器用避雷器の出荷1万台を達成

2022年10月13日

株式会社明電舎(代表取締役 執行役員社長:三井田 健/東京都品川区、以下明電舎)のグループ会社である明電舎(鄭州)電気工程有限公司(董事総経理:中川 雄一朗/中国河南省鄭州市、以下MZE)は、本年6月末にガス絶縁開閉装置(以下GIS)用避雷器※1の累計出荷1万台を達成しました。

MZEは2004年の設立以来、電力用、電鉄用など各種避雷器の製造・販売を通じて中国のインフラ建設及び地域や産業の発展に貢献してきました。マザー工場である明電舎ソレスター※2工場(静岡県沼津市)が有する技術を活用して、2007年にGIS用避雷器の開発に着手し、2008年には生産を開始しました。2008年に91台であった生産量は、中国の内需拡大と海外案件の増加を背景として、年間平均で約30%の伸び率にて成長を続けてきました。コロナ禍や2021年の水害被災といった逆風はありながらも、事業拡大の勢いは衰えることなく、2021年の生産量は1,432台にまで成長。この度、累計出荷台数1万台を達成しました。

明電グループの避雷器事業は、日本の明電舎、ドイツのTRIDELTA MEIDENSHA GmbH、中国MZEの3つの生産拠点によるグローバル体制で展開しています。
当社グループ過去最大電圧階級の記録品である800kV GIS用避雷器の初号機製造では、3拠点間をリモートでつなぐことによる組立工程の相互確認・指導などを実施し、製品化にこぎつけました。また、カーボンニュートラルの実現に向けて新型ガスを採用したエコ型避雷器の開発に取り組むなど、シナジーを強化しております。
当社グループは、今後も新製品開発と品質向上に努め、お客様のニーズにお応えしてまいります。


GIS用避雷器



明電舎(鄭州)電気工程有限公司工場外観

※1 ガス絶縁開閉装置(GIS)用避雷器:
【特長】
・高いエネルギー耐量を持つ高抵抗酸化亜鉛素子を使用し、製品の体積と重量が小形化している。
・内部構造は優れた金属シールドを適用し、簡素化を図り、均等な電位分布を有している。
・優れた気密構造を有すると共に、厳密なSF6ガスの気密検査を出荷試験時に行っているため、
年間漏れ率は0.1%以下。
【主な適用分野】
・中国国家電網、南方電網、各省の発変電所、海外輸出案件 等

※2 ソレスター:酸化亜鉛形ギャップレス避雷器の明電舎の商品名

以 上

 

本件及び取材に関するお問い合わせ先

株式会社 明電舎  コーポレートコミュニケーション推進部 広報・IR課
電話 03-6420-8100

中国現地法人がガス絶縁開閉器用避雷器の出荷1万台を達成(PDF:626KB)