第 19 回 LCA 日本フォーラム表彰「奨励賞」を受賞しました
株式会社明電舎(代表取締役 執行役員社長:三井田 健/東京都品川区、以下明電舎)は、この度、第19回 LCA 日本フォーラム表彰(主催:LCA 日本フォーラム)において「奨励賞」を受賞しました。
本賞は、「製品のライフサイクルから環境負荷削減に取り組む企業、組織、研究者を応援する」ことを目的として、LCA※1に関わる優れた取組みを顕彰する表彰制度です。
明電舎が受賞した取組みは「ライフサイクル CO2排出量の算定・評価により、製品の販促・改善を目指す SF6ガスフリーエコタンク形 VCB」です。
SF6ガスフリーの「エコタンク形 VCB(真空遮断器)」は、自社における GHG※2 排出削減目標のみならず、製品提供によりサプライチェーン全体の GHG 排出削減に大きく貢献いたします。SF6ガスを使用しない製品への変更による地球温暖化への負荷の低減が LCA において明確になっている点を評価いただきました。
2月1日開催の授賞式にて
(右)LCA 日本フォーラム会長 稲葉 敦 様
(左)明電舎 専務執行役員 玉木 伸明
SF6ガスフリーエコタンク形 VCB は温暖化指定ガスとなる SF6ガスの替わりに乾燥空気を絶縁に使用し、環境配慮項目(3R・LS※3)とライフサイクルコスト(LCC)低減を基本コンセプトにしたエコ調達に最適な製品です。2020 年には世界初(当社調べ)の 145kV クラスエコタンク形 VCBを開発・販売し、2022 年にグループ会社である Meiden America Switchgear, Inc.が米国の電力協同組合 Golden Valley Electric Association※4へ納入しました。
エコタンク形 VCB
145kV クラス エコタンク形 VCB
明電グループは、「中期経営計画2024」において、2030 年のありたい姿を「地球・社会・人に対する誠実さと共創力で、新しい社会づくりに挑む」と定め、サステナビリティを軸とする経営を推進しております。今後も環境配慮設計を進めるうえで、LCA を展開して製品やサービスを通じてカーボンニュートラルに貢献して参ります。
以 上
※1 LCA:ライフサイクルアセスメント(Life Cycle Assessment)の略。資源の採取から製造、輸送、使用、廃棄、など全ての段階を通して環境影響を定量的、客観的に評価する手法。
※2 GHG:温室効果ガス(greenhouse gas)の略。
※3 3R:「Reduce 省資源・省エネルギー、有害物質の削減・廃止」「Reuse 素材・部品の再利用」、「Recycle リサイクル可能材料の利用」の略。
LS:「Long Use 長寿命部品の採用」、「Separable 容易な分解処理・分別回収」の略。
※4 Golden Valley Electric Association:米国アラスカ州フェアバンクスに拠点を置く電力協同組合。アラスカ州内部の約 15,000km2の範囲へ電力を供給している。
本件及び取材に関するお問い合わせ先
株式会社 明電舎 コーポレートコミュニケーション推進部 広報・IR課
電話 03-6420-8100