8月26日開業 芳賀・宇都宮LRTに、き電用変電機器等を納入
~サステナブルなまちづくりに貢献~
株式会社明電舎(代表取締役 執行役員社長:井上 晃夫/東京都品川区、以下明電舎)は、本年8月26日に開業した芳賀・宇都宮LRTに、車両走行用の電力を供給する変電機器を納入しました。
本線は、栃木県のJR宇都宮駅東口から芳賀・高根沢工業団地の14.6kmを結ぶLRT※(次世代型路面電車システム)です。国内での路面電車の開業は75年ぶりとなります。
宇都宮市では、少子高齢化や自動車依存による公共交通利用者の減少といった課題を解決するため、目指すまちの姿として、人の流れを創出し経済を活性化させる「交通未来都市うつのみや」を掲げています。そのシンボルとなる芳賀・宇都宮LRTは、電気を動力源とするため環境にやさしいことに加え、100%バリアフリーを実現した停留場を整備しており、誰もが暮らしやすいサステナブルなまちづくりを担う交通インフラです。
路線図
明電舎は、2019年に整備主体である宇都宮市・芳賀町より、芳賀・宇都宮LRT向け変電機器を受注し、新設された4つの変電所のうち、3つの変電所(今泉、平出、清原)に多数の設備を納入しました。明電舎の特長製品である省メンテナンスの真空遮断器(VRシリーズ)や、冷媒に純水を使用した環境配慮型のヒートパイプシリコン整流器、安全性に優れたML形直流高速度遮断器に加え、全変電所を遠隔制御する電力管理システムなど、環境性能に優れ、かつLRTの安全・安心な運行に欠かせない電気設備の納入を通じて、サステナブルなまちづくりに貢献しました。
受電盤
シリコン整流器・整流器用変圧器
明電舎は今後も、これまで培ってきた技術と経験を活かし、信頼性の高い鉄道インフラの構築・発展と製品やサービスを通じたカーボンニュートラル社会の実現に貢献してまいります。
以 上
※LRT 「Light Rail Transit(ライト・レール・トランジット)」の略称
本件及び取材に関するお問い合わせ先
株式会社 明電舎 コーポレートコミュニケーション推進部 広報・IR課
電話 03-6420-8100