サステナビリティ

PETボトル水平リサイクル「ボトルtoボトル」の取組みを4社協働で開始します

2023年09月28日

株式会社明電舎(代表取締役 執行役員社長:井上 晃夫/東京都品川区、以下明電舎)は、
コカ・コーラ ボトラーズジャパン株式会社(代表取締役社長 最高経営責任者:カリン・ドラガン/東京都港区、以下
コカ・コーラ ボトラーズジャパン)、アサヒ飲料株式会社(代表取締役社長:米女 太一/東京都墨田区、以下アサヒ飲料)、ナショナル・ベンディング株式会社(代表取締役社長 藤山 雄一郎/東京都品川区、以下ナショナル・ベンディング)と協働し、明電舎の本社および総合研究所で排出されたPETボトルを新たなPETボトルに再生する「ボトル to ボトル」の取組みを2023年10月より開始します。コカ・コーラ ボトラーズジャパンとアサヒ飲料が、電機メーカーとPETボトルの水平リサイクルで協働するのは、日本で初めての事例となります。

【取組みの背景】
明電グループでは、プラスチック廃棄物がもたらす海洋汚染が、生態系、生活環境、漁業、観光等へ与える影響などを鑑み、プラスチック使用量や廃棄量の削減をはじめとする、循環型社会の実現に向けた様々な取組みを推進しています。
更なる活動を模索する中、PETボトルや缶などの再原料化に取り組むコカ・コーラ ボトラーズジャパン、アサヒ飲料、ナショナル・ベンディングと明電グループが目指す環境保全に向けたビジョン・方向性が合致し、4社協働によりPETボトルの水平リサイクルに取組むことで合意しました。

【「ボトルtoボトル」の概要と期待される効果】 
「ボトル to ボトル」とは、使用済みのPETボトルを回収・リサイクル処理したうえで、PETボトルとして再生して繰り返し用いる、資源循環利用の仕組みです。
明電舎の本社および総合研究所で発生する使用済みPETボトルは、現在でも清掃業者および各飲料メーカーによって回収された後、様々な製品にリサイクルされていますが、これまでは最終的に何に再生されたかを明電舎で把握することはできていませんでした。今回の新たなスキームを通じて、今後は飲料製品の容器へと100%リサイクルされることになります。これにより、年間廃棄量3トン以上のPETボトルを再生原料とできる見込みであり、新規に化石由来原料を使用して製造するPETボトルと比較して、約60%のCO­排出量削減にもつながります。
また今回の取組みでは、明電舎本社オフィス内の共有スペースに専用回収ボックス「エコステーション」を設置することで、PETボトルの確実な回収を目指します。「エコステーション」には、PETボトル本体、キャップ、ラベルの3種に分けた投入口を設け、社員への適切な分別回収を呼びかけることにより、プラスチックごみの削減だけでなく、分別の促進といった社員の意識・行動変革を促します。

■ボトルtoボトルの回収フロー

■エコステーション                    ■本取組みに際して設置された
                              コカ・コーラ ボトラーズジャパンの
                              リサイクルしてねラッピング自販機  

明電グループはこれからも、サステナビリティ・パートナーを目指す企業として、異業種を含めた協働・共創を促進することにより、社会に貢献できる企業を目指していきます。


【会社概要:コカ・コーラ ボトラーズジャパン株式会社】
コカ・コーラ ボトラーズジャパンは、事業エリアは、東京、大阪をはじめとする1都2府35県とし、あらゆるシーンで、みなさまのニーズにお応えする「総合飲料企業」として安全・安心な製品を日々お届けしています。
詳細は、コカ・コーラ ボトラーズジャパン株式会社のWEBサイトをご参照ください。
https://www.ccbji.co.jp

【会社概要:アサヒ飲料株式会社】
アサヒ飲料は、1972年に創立されたアサヒグループホールディングス傘下の清涼飲料メーカーです。2022年には創立50周年を迎え、「三ツ矢」「カルピス」「ウィルキンソン」といった3つの100年ブランドを中心に、いつの時代も変わらない美味しさを提供しています
これからも飲料事業を通して新たな価値を創造することで、お客様や社会から求められ、いちばん信頼される企業となることを目指してまいります。
詳細は、アサヒ飲料株式会社のWEBサイトをご参照ください。
https://www.asahiinryo.co.jp/index.psp.html

※「カルピス」はアサヒ飲料株式会社の登録商標。

【会社概要:ナショナル・ベンディング株式会社】
ナショナル・ベンディングは1963年に国内第一号のカップ式自動販売機オペレーターとして、創立以来60年間自動販売機業界に確固たる地盤を築いてまいりました。業界のパイオニアとしての責任を自覚し、地球規模の環境保全も考えたビジネスを展開しております。
詳細は、ナショナル・ベンディング株式会社のWEBサイトをご参照ください。https://national-vending.jp/

【会社概要:株式会社明電舎】
明電舎は1897年の創業以来、電力インフラや社会システム、産業モビリティ、フィールドエンジニアリング分野に、重電機器中心とした様々な技術や製品・サービスを創出し、社会の持続的な発展に貢献しています
詳細は、株式会社明電舎のWEBサイトをご参照ください。
https://www.meidensha.co.jp/

本件及び取材に関するお問い合わせ先

株式会社 明電舎  コーポレートコミュニケーション推進部 広報・IR課
電話 03-6420-8100