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電動ミニショベル用コンポーネントをコマツへ納入
~建設機械市場でも進む電動化への貢献~

2023年10月05日

株式会社明電舎(代表取締役 執行役員社長:井上 晃夫/東京都品川区、以下明電舎)は、コマツ(代表取締役社長(兼)CEO 小川 啓之/東京都港区)の3トンクラス 新型電動ミニショベル向けに、動力源となる電動コンポーネントの納入を開始しました。

明電舎の製品は、2023年度を電動化建機の市場導入元年と位置付けるコマツが、本年、欧州市場と国内市場向けに投入した3トンクラスの電動ミニショベルに採用されており、バッテリーからの電力を変換・制御する「インバーター」、油圧ポンプの動力源となる「モーター」、車両の電装品に電力を供給する「電源コントローラー」が、それぞれ搭載されます。明電舎が建機向けに電動コンポーネントを納入するのは、初めての事例となります。

3トンクラス電動ミニショベル

従来ミニショベルは都市部や屋内で使用されることが多く、作業現場の環境改善や騒音対策を必要としていました。動力源をエンジンからモーターに置き換えることで排気ガス・排熱ゼロによる環境負荷低減のみならず、ユーザーに「低騒音」というメリットを提供いたします。

明電舎はこれまでも、電動車両用の電装品として、電動フォークリフトに搭載する走行・荷役用のモーターとコントローラーをコマツにお納めしてまいりました。今回、両社の協働によるカスタマイズ開発の中で共有してきた蓄積技術をベースとし、明電舎が電気自動車用駆動ユニットの開発等を通じて培ってきた小型化・高出力化のノウハウを掛け合わせることで、建機市場の電動化促進に寄与する製品を実現いたしました。本製品への取組みにより得られる電動化建機に関する知見を活かし、より競争力のある製品の開発につなげていきます。

明電舎は今後も、祖業として培ってきたモーターに関する基盤技術と開発力を活かして、お客様のニーズに応える製品を提供するとともに、カーボンニュートラル社会の実現に貢献してまいります。

以 上

本件及び取材に関するお問い合わせ先

株式会社 明電舎  コーポレートコミュニケーション推進部 広報・IR課
電話 03-6420-8100