シンガポール公益事業庁 チェスナッツアベニュー浄水場向けに
世界最大となる処理能力291,200m3/日のセラミック平膜を受注
株式会社明電舎(代表取締役 執行役員社長:井上晃夫、本社:東京都品川区、以下明電舎)の現地法人 Meiden Singapore Pte. Ltd.(以下、明電シンガポール)は、シンガポールの地場企業より、シンガポール公益事業庁(以下、PUB)のチェスナッツアベニュー浄水場・上水用膜処理プラント向けとなる処理能力291,200m3/日のセラミック平膜を受注しました。このプロジェクトは、これまで有機膜が用いられてきた既存浄水設備の更新工事であり、2026年に完成予定です。
本プロジェクトで納入する明電舎製のセラミック平膜は、浸漬型膜としての特性を活かして既存水槽へ収納することで、設置コストを最小限に抑えます。また、セラミック平膜がもつ「優れた耐久性」「長寿命」「省エネ」といった特長を活かして、既存の有機膜と比較した際のランニングコスト(メンテナンス・膜交換費用)の節減を含む、高い経済性を実現します。
明電舎では、水の安定供給を国家の課題として抱えているシンガポールをセラミック平膜事業の中核拠点として位置づけており、シンガポール国内の様々な水処理プラントにおいて実証研究を進めてきました。今後も水資源の確保や水の安定供給に向けて協力していくことに加えて、シンガポール政府が取り組む「グローバル・ハイドロ・ハブ構想」への貢献も目指します。同時に、これらの事業活動を通じて、SDGs(持続可能な開発目標)におけるGoal6「安全な水とトイレを世界に」や Goal14「海の豊かさを守ろう」などの課題解決に努め、より豊かな社会の実現に向けて取り組んでまいります。
以 上
明電シンガポール
1975 年設立。
事業内容:変電製品の製造・販売、セラミック平膜ユニット組立・販売、エンジニアリング業務。
HP: https://www.meidensha.com/msl/
セラミック平膜について
セラミック平膜
- セラミック平膜には肉眼では視認できないほど細かい穴が無数に開いており、原水がその穴を通り抜ける際に不純物が濾過されます。
- 厚さ6mmのセラミック平膜は中空構造となっており、内側の集水管を通して、きれいな濾過水が集められます。
HP: https://www.meidensha.co.jp/products/water/prod_06/prod_06_01/
本件及び取材に関するお問い合わせ先
株式会社 明電舎
コーポレートコミュニケーション推進部 広報・IR課
電話 03-6420-8100