製品・サービス

VR・メタバースを活用した実践的な製品学習を実現
「VR・メタバース技術教育」を開発しました

2024年04月24日


株式会社明電舎(代表取締役 執行役員社長:井上 晃夫/東京都品川区 以下当社)は、株式会社電通総研(代表取締役社長:岩本 浩久/東京都港区)と共同で、VR・メタバースを活用し、実践的な製品学習を行う「VR・メタバース技術教育」を開発しました。

開発背景

当社は、人財育成方針「自ら考え、行動できる、自律性を持った人財の育成」のもと、技術力強化を目的に、電気・製品・ICTなどの技術教育を展開しており、2020年には技能伝承の場として、技術研修センター「Manabi-ya」を開設するといった教育環境の整備を進めてまいりました。

しかしながら、各教育の募集定員や実施時期などにより、個々人の学習機会が限定的となりがちであったほか、実機の動きや構造、操作の学習には製品がある場所へ赴く必要があることから、時間・場所・人数が制約されることが課題となっておりました。これらを解決すべく「いつでも・どこでも・だれでも」をコンセプトに、製品をリアルに体感しながら学習できる「VR・メタバース技術教育」を開発しました。

「VR・メタバース技術教育」の概要

  • 製品学習VR(自習)
既存の技術教育に用いてきたノウハウと製品の3Dモデルを組み合わせ、VRコンテンツで製品の構造・動作・操作方法を学ぶことができます。自分が学習したい内容を選択すると、合成音声による解説が提供され、自分のペースで学習を進めることが可能です。

【対応製品(2024年4月時点)】
エコタンク形VCB、C-GIS、変圧器など

  • メタバース集合教育
「製品学習VR」に対し、講師の存在するバーチャル空間に集合し学ぶことができるのが「メタバース集合教育」です。受講者・講師が当社の事業所や支社支店などから参加でき、参加者同士の意見交換や講師への質問などの双方向コミュニケーションが可能です。

今後の展開

現在、「VR・メタバース技術教育」の対応製品を拡充するとともに、国内外グループ拠点への導入に向けた試験運用を進めています。2025年度には「VR・メタバース技術教育」をはじめとした技術教育を統括するポータルサイトを社内に開設し、本格運用を開始する予定です。

明電グループは、今後も製品知識の向上や保守サービススキル等の技術力を強化すべく、従業員の一人ひとりが自己の能力を最大限に発揮できるよう人財育成に注力してまいります。

以 上 

本件及び取材に関するお問い合わせ先

株式会社 明電舎  
コーポレートコミュニケーション推進部  広報・IR課
電話 03-6420-8100