製品・サービス

Deutsche Windtechnikのグループ会社とコンサルティング契約を締結
~陸上風力発電の持続可能な発展をO&Mで支える~

2024年04月25日

株式会社明電舎(代表取締役 執行役員社長:井上晃夫/東京都品川区、以下明電舎)は、風力発電システムのO&Mサービスプロバイダーとして国際的な基盤を持つDeutsche Windtechnik AG(Director:Matthias Brandt/本社: ドイツ、以下「Deutsche Windtechnik社」)の傘下であるDeutsche Windtechnik GmbH & Co. KGとコンサルティング契約を締結いたしました。本契約により、業界のグローバルリーダーの1社であるDeutsche Windtechnik社から陸上風力に関する最先端の知見・ノウハウの提供を受けることになる明電舎は、日本の陸上風力発電の普及や発展をO&M分野から支える独立系サービスプロバイダー(以下ISP)として、確固たる地位の確立と進化を目指していきます。

    

 【明電グループが保有・運営する風力発電所】

八竜風力発電所 

輪島コミュニティウインドファーム

背景

日本では、2000年代から風力発電所が各地で本格的に運用され、累積導入数は2600基を超えています。2050年のカーボンニュートラル実現を目指す中、風力発電事業の持続可能な発展には、既設設備に対する質の高い保守・メンテナンスが不可欠となります。今後、リソースの不足が懸念される国内風力業界において、複数メーカーの設備に対応可能なISPの存在が重要性を増しています。

契約の内容

Deutsche Windtechnik社は明電舎に対して、陸上風力におけるマルチブランド化を実現するための専門知識、すなわち技術資源をコンサルティングにより提供します。明電舎が日本市場向けのISPとして成長することを通じて、海外メーカーに依存せずとも国内で完結可能な保守・メンテナンスサービスが拡大するよう、必要な支援を行います。

今後の展望

明電グループはこれまでも、自社で保有する風力発電所の運営に加え、他社が保有する風力発電システムの保守・メンテナンスに従事することにより、ISPとして必要となる知見を蓄積してまいりました。

今後はDeutsche Windtechnik社の支援を受け、陸上風力におけるマルチブランド化に向けた保守・メンテナンス技術の習得や、それを実行する技術者の育成に努めてまいります。また、Deutsche Windtechnik社が保有する各メーカーの陸上風力発電機向けの予備品の供給を受け、お客様のニーズを満たすサービス提供体制を整備します。

これらの取組みを通じて、国内に数少ないISPとしての競争力の強化・向上を図ることで、風力発電の持続可能な発展に貢献してまいります。

以 上

Deutsche Windtechnik AGについて

2007年に設立された、従業員2,190名(2024年4月現在)の企業。ドイツのブレーメンに本社を置き、ヨーロッパ、アメリカ、台湾で風力O&Mサービスを提供するISP。陸上、洋上をともに事業対象としており、全世界で7,200基以上の風力発電機の保守・メンテナンスを行う。主な保守・メンテナンス対象は、Vestas、Siemens Gamesa、Nordex、Senvion、Fuhrländer、Enercon及びGEによって製造された設備。

本件及び取材に関するお問い合わせ先

株式会社 明電舎  
コーポレートコミュニケーション推進部  広報・IR課
電話 03-6420-8100