サステナビリティ

電気設備学会賞を受賞しました
~明電興産本社社屋の電気設備に高い評価~

2024年06月10日

株式会社明電舎(代表取締役 執行役員社長:井上晃夫/東京都品川区、以下明電舎)は、一般社団法人・電気設備学会(以下電気設備学会)の第35回学会賞において「技術振興部門 振興賞」を受賞しました。グループ会社の明電興産株式会社(代表取締役 取締役社長:宮原隆明/東京都品川区、以下明電興産)本社社屋(以下明興ビル)の電気設備について、高い評価をいただいたもので、設計・監理・施工の株式会社竹中工務店(取締役社長:佐々木正人/大阪市中央区)、電気設備施工の浅海電気株式会社(代表取締役社長:早坂実/大阪市北区)との共同受賞です。

明興ビル©エスエス島尾

受賞した皆さん

電気設備学会賞について

電気設備に関する学術と技術の進歩を図ることを目的に、特に顕著な功績、優秀な学術・施工・技術開発等の業績に対して表彰するものです。表彰式は6月7日に都内で行われました。

主な受賞のポイント

2022年の明興ビル建て替えに合わせて導入した、以下の機能を中心に評価いただきました。

  • レジリエンス性と環境性を兼ね備えたマルチPCSの開発と実装
従来は太陽光発電専用であったパワーコンディショナ(以降、PCS)に、定置型蓄電池による蓄電機能を付加して、EV充電器への充電を可能とし、さらに発電機や移動電源車との連携も実現する明電舎独自の「マルチPCS」を開発・実装することで、日常的な再生可能エネルギーの利用と災害時の電源確保を両立しています。

マルチPCSのシステム構成と機器

  • カーボンニュートラルに貢献する高い環境性能
徹底した建築・設備計画の合理化と最適化により、設計時に国内トップレベルのエネルギー削減率68%(省エネ法基準)を実現し、ZEB Readyの認証を取得しています。運用1年目の実績値においてもZEB Readyを達成しています。さらに、その最小化した必要エネルギーに、明電グループの風力発電事業の再生可能エネルギー由来のCO₂フリー電力を使用することで、明電グループ内での自給自足でカーボンニュートラルを実現しています。


明電グループでは今後も新技術を社内外に広く普及させていくことで、カーボンニュートラル、BCP(事業継続計画)対策の高度化に寄与してまいります。

以 上

参考

電気設備学会ホームページ
https://www.ieiej.or.jp/

明電興産ホームページ
https://www.meidensha.co.jp/ksn/

プレスリリース 2022年12月21日
環境省「令和4年度気候変動アクション環境大臣表彰」をダブル受賞しました
https://www.meidensha.co.jp/news/news_03/news_03_01/1242968_10499.html

本件及び取材に関するお問い合わせ先

株式会社 明電舎  
コーポレートコミュニケーション推進部  広報・IR課
電話 03-6420-8100