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国内初 工業用水道事業におけるウォーターPPPレベル3.5
「ふじさん工業用水道事業 新ポンプ場整備を伴う包括民間委託事業」の契約締結

2024年09月19日

 株式会社明電舎(代表取締役 執行役員社長:井上晃夫/東京都品川区、以下明電舎)は、大豊建設株式会社(代表取締役 執行役員社長:森下覚恵/東京都中央区)を代表に7社で構成する、大豊建設グループ(以下当グループ)の1社として、このたび静岡県企業局と「ふじさん工業用水道事業 新ポンプ場整備を伴う包括民間委託事業(更新支援型)」(以下本事業)の契約を締結しました。
 当グループによる本事業の受注金額は92億6,170万円(税抜)で、工業用水道においてウォーターPPPレベル3.5で実施される事例としては、国内初となります。

ふじさん工業用水道 新ポンプ場(完成予想図)

ウォーターPPPについて

 ウォーターPPP(Public Private Partnershipの頭文字)は、民間企業の技術を活用し、水道や下水道、工業用水道など水分野の公共施設の効率的な管理と運営を図ることを目的とした新しい官民連携手法です。公共施設等運営事業(コンセッション方式、レベル4)と、同方式に段階的に移行するための「管理・更新一体マネジメント方式」(レベル3.5)の2つの方式があり、全国の自治体で導入を目指す動きが進んでいます。

大豊建設グループについて

 当グループは、大豊建設株式会社、株式会社ウォーターエージェンシー、株式会社建設技術研究所、徳倉建設株式会社、株式会社石井組、荏原実業株式会社および明電舎で構成されます。この中で明電舎は、新ポンプ場における電気設備の設計・製作・施工を担当します。
 本事業では「県・民・地域のチカラでReBorn ふじさん工業用水道事業の再生」をスローガンに、静岡県で長年培われた管理手法と技術を継承しつつ、民間ならではのノウハウを活用することで効率化および経費削減を進め、持続可能な事業運営を目指します。当グループと静岡県との良好なパートナーシップ構築による最適化と県の本事業の基本方針の実現に向けて、下記の5つの事業実施方針を掲げて取り組んでまいります。

実施概要

実施事項 :新ポンプ場、既設導水管(滝戸線)と既設岳南導水管2系との間を連続 
      する連絡管の設計・建設、既存浄水施設等の運転・維持管理
事業期間 :2024年8月下旬~2031年3月31日まで
事業予定地:静岡県富士市伝法1328-1他



 明電舎は今後も、長年の納入実績で培ってきた質の高い電気設備と保有するデジタル技術の活用などを通じて、ウォーターPPPを含めた水インフラ事業全体の発展に貢献してまいります。

以 上

参考

静岡県ホームページ 
ふじさん工業用水道事業 新ポンプ場整備を伴う包括民間委託事業(更新支援型)
https://www.pref.shizuoka.jp/kurashikankyo/suido/kogyoyosui/1040824/1040831/1053488/

本件及び取材に関するお問い合わせ先

株式会社 明電舎  
コーポレートコミュニケーション推進部  広報・IR課
電話 03-6420-8100