シンガポールMRTクロスアイランド線向け
変電機器の受注
株式会社明電舎(代表取締役 執行役員社長:井上 晃夫/東京都品川区 以下明電舎)とシンガポール現地法人であるMeiden Singapore Pte. Ltd.(以下MSL)は、Siemens Mobility Pte. Ltd.(以下SMPL)より、シンガポールMRTクロスアイランド線向けの変電機器を受注しました。
プロジェクトの概要
本プロジェクトは、シンガポールのLand Transport Authority(陸上交通庁 以下LTA)が進める全長50kmを越える路線の新設工事で、2030年にPhase1、2032年にPhase2の完工が計画されています。クロスアイランド線は8つの乗換駅を有し、各既存路線のClementi、Ang Mo Kio、Pasir Risなどの駅を結びます。
本プロジェクトにおいて、SMPLが電力システム一式を受注し、明電舎とMSLは一部の変電機器の製作を請け負います。
受注の内容
クロスアイランド線に建設される各変電所と車輛基地向けに、明電舎が電力を供給する整流器と余剰電力を回収する回生インバータを組み合わせたダブルコンバータを、MSLが各種変圧器を供給します。
明電舎とMSLは、LTA 向けに 1980 年代の地下鉄開業当初から鉄道用電力設備を納入、機器の更新を重ね、シンガポールの鉄道インフラの発展に貢献してまいりました。また、本案件は2022年にSMPLが受注したジュロンリージョン線向け一部の変電機器案件に続くSMPLへの機器供給となります。
明電グループは今後も、長年培ってきた海外電鉄事業の技術と経験を生かし、都市の抱える環境課題の解決や経済発展に寄与することで、鉄道が導く持続可能な社会の実現に貢献していきます。
以 上
路線図
参考リリース
・2022年11月リリース
シンガポールMRTトムソン・イーストコースト線(stage3)を完工
https://www.meidensha.co.jp/news/news_03/news_03_01/1242963_10499.html
・2018年2月リリース
シンガポールMRT南北線・東西線向け電力設備一式を400億円で受注しました
https://www.meidensha.co.jp/news/news_03/news_03_01/1242715_10499.html
本件及び取材に関するお問い合わせ先
株式会社 明電舎
コーポレートコミュニケーション推進部 広報・IR課
電話 03-6420-8100