・かんがい用水を利用した小水力発電
かんがい用水として、常時放流されている水を利用して発電する。これまで未利用だった水のエネルギーを有効活用することが可能に。
・安全を守るエネルギーに。
地上約15mにある発電機室にクレーンを使って水車と発電機を搬入。災害時にも電力供給を維持してダムの管理機能を保ち設備や流域の安全を守る。
・水のチカラを余すことなく利用
水道用水の供給等を目的に放流されている水を発電に利用する。オホーツク海に注ぐ水の循環を妨げることなく環境に優しいエネルギーを生む。
・30年の運用を経て、設備更新で更に効率的に
約30年間運用されたクロスフロー水車(写真左)を、横軸フランシス水車(写真右)に更新した。これにより年間発電量が増加した。
・作物と電気を生む農業用水
農業用水の豊富な水量と、約22メートルの落差が生み出す力を利用して発電する。農業用水が、農作物だけでなく電力を育んでいる。
・年間で900世帯以上の電力量を発電
発電機(写真左)と制御盤(写真右)。発電した電気の売電利益を水門やポンプ等の維持に充てる。時期により変化する流量に合わせ効率よく発電する。
・水力ESCO*で持続可能な電力供給を目指す
再生エネルギー固定買取価格制度(FIT)に合わせ設備更新を水力ESCOで実施。売電利益で発電所を維持し、安定的で持続可能な発電に取り組む。
*水力ESCO:設備更新にかかる建設費や事業者の利益などを、FIT化更新によって得た売電利益で賄う事業で初期投資0を実現
・発電後も環境にやさしい水資源
約6kmの導水路で水を引き、86mの落差を利用して約1370kWを発電する。発電に利用された水は、農業用水や水路維持のために利用される。