スンガイブローからカジャンまで、クアラルンプールを東西約51kmにわたって横断する新路線KVMRT。
マレーシア首都のクアラルンプールは、近年建設ラッシュ。高さ452mを誇るペトロナスツインタワーは、発展する街のシンボルとなっている。
スンガイブローには、昔ながらの街並みが残っている。中心からそれほど離れていない街でも、開発の手が及んでいない場所がまだ存在している。
中心部と郊外を結んでいる幹線道路では、朝の通勤時・夕方の帰宅時の交通渋滞でほとんど動けなくなってしまう。
かつて主要産業だった天然ゴムの人工林。KVMRT開通によって、ここに新しい駅と街が誕生する。新しい産業の発展につながることも期待されている。
クアラルンプールの都市交通でも最大規模のKVMRTを支える、明電舎のプロジェクトチーム。多国籍の人々が関わり、会議では、毎回白熱した議論に。
深夜0時。10t近くある変圧器を大型クレーンで数十mつり上げ、建設中の駅の奥へと搬入。大勢の現地スタッフが安全に作業を進めていく。
電車が走るために必要な電力を供給する変電設備。発電所から送られてくる電力を直流に変換。この設備がなければ電車は走ることができない。
鉄道は完成してからが本当の始まり。長く安全に走り続けることが大事です。明電舎は長年培ってきた技術力で、KVMRTと都市の発展を見守っていく。