国内を走る全ての新幹線のみならず、日本中の在来線、私鉄でも、安全かつ安定した電車の運行に明電舎の電気技術が活かされている。
1976年のインドネシア国鉄を皮切りにシンガポール、マレーシア、ドバイ等の海外鉄道の電気設備を担う。未来を背負って走る鉄道を今日も支える。
いまも拡張を続ける最先端の鉄道網。明電舎は1987年に開業した同国初のMRTをはじめ、現在建設中のトムソンラインでも電気設備を担当する。
日本やシンガポールの工場で生産された製品が電力供給を支える。このサプライチェーンで東南アジアを中心に海外鉄道にも設備を供給している。
経済成長著しいミャンマー。ディーゼル車で運行していたヤンゴン川沿いの路線(約4km)を電化。2015年12月に同国初の電気鉄道が開業した。
安全で安心な電車運行のカギを握るのは現地での設備運用やメンテナンス。製品の納入に加え、これらの技術を継承するのも明電舎の大切な使命。
車両屋根上から架線の摩耗や高さなどをカメラで撮影して検測するこのシステムは、最高速度350km/hで通り過ぎる架線の状態も見逃さない。
架線検測システムは国内新幹線・在来線や私鉄の他、台湾新幹線にも搭載。検測で得た情報は適切な保守に活かされ、鉄道の安全を支えている。