特長

お客様設備に最適な解析アルゴリズムを搭載し健全度を可視化します。
過去データから運転パターンや電力消費量を予測し、設備の特性に合わせて電力・CO₂排出量を見える化します。
導入により「信頼性」を向上させることが可能です。

• 故障予兆判断：健全度傾向監視
  • 人間ドックの考え方を設備管理に応用。「どこが悪くて」「何をしなければならないか」を明確化
  • 設備の専門的な知識が無くてもどこがどの程度悪いか一目瞭然
  • お客様毎に最適な解析アルゴリズムを選定
• 高効率運転：運転効率（省エネポテンシャル）見える化機能
  • 設備の最適運転点（モデル値）と現在値を比較し効率的な運転が出来ているかを見える化
  • AIによる独自技術により電気信号からP-Q値（※）を算出し見える化
    ※P-Q値：圧力－流量値
• 環境経営：電力・CO₂マネジメント機能
  • 最適運転によるCO₂削減量計算
  • 母線及び各フィーダーに解析ユニット設置による詳細なCO₂排出量計
  • 過去の運転パターンや電力消費量から将来を予測
• 最適設計：サポート機能
  • 点検（故障予兆）レポート、電力量マネジメントレポートを配信

概要

IoTによる監視・診断サービス

エッジ端末からクラウドまでワンストップでご提供します。

全体フロー

「電気信号センサ」、「振動センサ」、「プロセス信号」の３要素を組み合わせた遠隔監視システムで設備の長寿命化、省エネルギーに貢献します。
遠隔監視システムは運転効率見える化、電力・CO₂マネジメント及び健全度傾向監視の3つの機能を兼ねそろえており、お客様設備の運用効率の最適化やCO₂排出量計算、設備のダウンタイムやライフサイクルコストの削減などの両立を実現しました。

レポート発信

クラウドよりお客様登録アドレスへ「点検レポート」「電力マネジメントレポート」が配信されます。

点検レポート

「いつ」「どこで」「何が起きて」「次何をすればよいか」をメール発信。最小限の専門知識で判断可能です。

電力マネジメントレポート

設備毎の電力量を「見える化」し、電力マネジメントの 工数削減・データ獲得します。

予知保全

製品寿命延長化

IoTによる回転機監視・診断サービス導入前後、製品寿命比較

仕様一覧

項目	電気信号解析端末	振動信号解析端末
外観
電圧測定範囲	三相３線式：AC480V 三相４線式：AC277V/480V	-
電流測定範囲	3.5kA[RMS]（50Hz） （100mV/kA感度センサの場合） 3.0kA[RMS]（60Hz） （120mV/kA感度センサの場合）	-
振動センサ規格	-	IEPE(Integrated Electronics Piezo-Electric)
振動測定範囲	-	±50g （100mV/g感度センサの場合）
温度測定範囲	-	10～120℃ （10mV/℃感度センサの場合）
電源	DC24V(SELV) / IEEE802.3af PoE Class3	DC24V(SELV)
周囲環境	0～50℃	0～50℃
	5～90％(結露しないこと)	5～90％(結露しないこと)
外形寸法 (コネクタ含む)	W37×H115×D115mm	W47×H115×D125mm
質量	0.3kg	0.4kg

販売範囲

クラウド利用の監視サービスはサブスクリプション契約となります。

サポート体制（オプション）

24時間365日、有人対応可能な明電舎のカスタマーセンターが、有事の際にお客様と事前に取り決めたサポートを行うことで、設備異常に対する常時対応を実現。明電舎製品以外の回転機及びお客様設備（ファン、ポンプ等の機械設備）もサポートいたします。

Press Release

・三井住友海上火災保険（株）向け 「IoTによるモーターの解析・遠隔監視システム」を初受注

・IoTによるモーターの解析・リモート監視技術を取得　ポーランドのスタートアップ企業に出資