製品特長
活性汚泥法を用いた下水処理場において、曝気槽内の汚泥濃度(MLSS)を適切に管理することは、処理水を良好に保つために欠かせません。そのためには連続的かつ正確にMLSSを監視する必要があります。本計測器は、当社が長年培った、近赤外光・交流発光方式技術に基づくMLSS計(SSD-200)を高機能化、高性能化したものです。
- 特殊演算法の採用により、汚泥色の影響を受けにくくなっています。
- 溶液色の影響を受けにくくなっています。また、緑色藻類が検出面に付着することはありません。
- 光源を交流発光させるので、外光の影響を受けにくくなっています。
- 検出器接液部の形状が単純なので、夾雑物などのからみつきが少なく、保守頻度を低減できます。
- 気泡の影響を受けにくい、鉛直面検出を採用しているので、気泡による影響が少なくなっています。
- 自己診断機能内蔵により、機器の状態が把握できます。
- 校正データ入力は、ゼロ・スパン入力法、回帰式自動算出法、折線近似法から選択することができます。
- 様々のパラメータの変更ができます。
- 日本語表示を採用し、対話方式による入力なので、設定などが簡単に行えます。
- 変換器と検出器間はデジタル通信のため、ノイズの影響を受けにくくなっています。
仕様一覧
項目 | MLSS計 | |
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外観 | ||
形式 | SSD-250 | |
測定対象 | 混合浮遊物濃度(MLSS) | |
測定方式 | 近赤外交流発光による散乱光比較方式 (散乱光比較補正による散乱光方式) |
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最大目盛 | 3,000~20,000mg/L(FS)(1000mg/Lごとに設定可能) | |
直線性 | ±2%FS以内 | |
繰り返し性 | ±2%FS以内 | |
測定液温度 | 0~40℃(但し、凍結しないこと) | |
周囲環境条件 | 温度:-10~50℃ 湿度:90%RH以下 | |
伝送出力 | DC4~20mA(最大負荷抵抗600Ω 絶縁出力) | |
接点出力 | 種別 | 上下限警報、保守中、計器異常 |
容量 | AC100V 0.5A | |
変換器電源 | AC100V±10% 50/60Hz 単相 約20VA | |
質量 | 変換器 | 約6kg |
検出器 | 約7.8kg(L=3000のとき) |
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